今日も皆さんお疲れさまです、マルクです。
今日は株式の配当金について触れたいと思います。
企業が利益の一部を株主に還元する方法として、投資の世界で長い歴史を持ち、魅力的な選択肢となっています。
この記事では、
- 株式配当の歴史とその魅力
- 高配当株のリスク
- 米国の代表的な配当銘柄
- マルクの視点と考察
についてわかりやすくご紹介します。
株式配当の歴史💰
株式配当は、株式市場が始まった頃から存在する仕組みです。
企業は利益を株主に分けることで、資金を集めることができました。
17世紀:東インド会社の誕生 1602年、オランダ東インド会社が設立され、世界初の株式市場とされるアムステルダム証券取引所が誕生しました。東インド会社は、貿易で得た利益を株主に配当し、多くの投資家を集めたとされています。
これが現代の株式配当の原型です。
19世紀:鉄道と産業革命 19世紀には産業革命により、多くの企業が生まれました。
特に鉄道会社は、資金を集めるために株式を発行し、利益が出ると配当を支払って投資家を引きつけました。
この時期、配当金は多くの投資家にとって安定した収入源でした。
20世紀:配当文化の確立 20世紀になると、株式配当は一般的な投資方法となりました。
安定した企業が利益を株主に還元することで、長期的な株主を引きつけることが普通になりました。
アメリカでは「配当貴族」と呼ばれる、毎年配当を増やし続ける企業が人気を集めました。
21世紀:配当と成長戦略のバランス 現代では、多くの企業が配当を支払い続ける一方で、成長投資も大切にしています。
特にテクノロジー企業などでは、配当を出さずに成長に投資することもあります。
それでも多くの企業が株主に利益を還元しています。
高配当株式の魅力💲
安定した収入源
高配当株は、安定した配当収入をもたらすことが特徴です。リタイア後の生活費としても大変役立ちます。
企業に寄りますが、多くの日本の株は年に2回、米国の株は年に4回など、定期的な配当が得られるため、将来の生活に対する安心感を提供します。配当を利用することで年金の不足分を補うことができ、退職後の生活を安定させる助けとなります。
『Cash is king (=現金は王様)』なのですから、誰がなんと言おうと含み益ではなく確かな利益をもたらしてくれるのです。
再投資による資産形成の加速
配当金を再投資することで、資産の増加を加速させることができます。この再投資による「複利効果」は、資産を雪だるま式に増やす強力な手段です。例えば、配当金をそのまま追加投資することで、次回の配当額も増加し、時間とともに資産が大きく成長します。長期的な資産形成を目指す場合、再投資は非常に効果的な戦略です。
今更ですが、投資は余剰金で行うものです。配当金として手に入れたお金を人生を豊かにするために使うもよし、
そこで余ったお金をまた再投資するもよし(まさに余剰金)なのではないでしょうか。
投資しているという実感、恩恵を素直に肌で感じることは重要です。
市場変動への耐性
株式市場が不安定な状況にあっても、高配当株は比較的安定したパフォーマンスを示すことが多いです。
配当利回りの高い銘柄は、株価が下落しても他の投資家にとって魅力的な投資先となることが多く、そのため市場が下落しているときでも価値を感じやすいです。
安定した配当を継続している企業は、堅実な経営がなされていることを示すため、投資家に安心感を与えてくれます。
米国の高配当貴族銘柄💂♀️
以下に米国の高配当貴族銘柄(25年以上連続増配を達成した企業)の中から、
特に高い配当利回りを持つ銘柄をいくつか以下の表にまとめました。
銘柄名 | ティッカー | セクター | 連続増配年数 | 配当利回り |
---|---|---|---|---|
アルトリア・グループ | MO | 生活必需品 | 54年 | 7.20% |
IBM | IBM | 情報技術 | 23年 | 3.01% |
エクソン・モービル | XOM | エネルギー | 34年 | 3.33% |
シェブロン | CVX | エネルギー | 29年 | 3.88% |
ピープルズ・ユナイテッド・ファイナンシャル | PBCT | 金融 | 26年 | 3.76% |
ヘルマリック・アンド・ペイン | HP | エネルギー | 46年 | 4.22% |
AT&T | T | 通信サービス | 33年 | 4.8% |
注: 配当利回りは市場状況により変動します。最新の情報は各企業の公式サイトや金融情報サイトでご確認ください
如何でしょう?数値を見ると魅力的な企業が多いと思います。
何十年も増配や連続配当していると聞くと、なお更欲しくなりますね。
今後も増配、配当維持できると判断した銘柄であれば購入することを検討して良いと思います。
高配当株のリスク〽
減配リスク
高配当株には、配当が減らされるリスクがあります。特に、企業の業績が悪化すると配当金が減り、その結果株価も下がることがあります。だからこそ、高配当株に投資するときは、企業の財務状況や収益が安定しているかどうかをよく確認することが大切です。また、いくつかの高配当銘柄に分けて投資することで、一部の企業が減配してもリスクを軽減することができます。業績が悪くなる兆しがあれば、早めに投資の見直しをすることも大事です。
課税問題
海外株式の配当金に対する課税は、配当を支払う国(源泉地国)と日本国内での課税の二重課税が発生する可能性があります。
例えばアメリカ株式であれば源泉徴収税率10%、更にそこへ日本で約20.315%の税金がかかります。
→二重課税が発生する場合、確定申告を通じて「外国税額控除」の適用を受けることで、一部返ってきます。
いずれにせよ、実際に手に入る金額は配当利回りより少なくなります。
しかし、NISA(少額投資非課税制度)を使えば、配当金にかかる税金を軽くすることができます。税金をしっかり考えた上で投資することで、手取りの収入を増やすことができます。税制の影響は長期的な収益に大きく関わるため、税金対策をうまく活用することが大切です。
マルクの考え🦌
一通りメリットとリスクを述べてきましたが、正直に言えば私は配当株式に対してニュートラルな印象です。
ハッキリと言えば、否定しなくても良いんじゃないかなぁという派です。
昨今、インデックスやグロース投資が正義‼という論調がとても強く、それ以外は認められないという風潮さえ感じます。
トータルリターンやリスクリターンを加味して考えることは大切です。しかし、価値観ならぬ投資観は十人十色のはず。
『配当を貰う瞬間が一番嬉しい』という投資家の思いは尊重するべきだし、何か月かに1度のご褒美として人生がハッピーになるならそれが何よりです。
・インデックス投資の定期売却はしたくない
・お金がお金を生んでいる実感をより味わいたい
・配当を再投資して、次の配当金をもっと大きく育てたい
・企業が好業績で増配してくれる未来が楽しみ、そこに賭けている
こういう考えに賛同できる方、高配当株式向いているのではないでしょうか?
私は理解できますし、すごく良いと思いますよ!💖
まとめ
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高配当株は、持っているだけで安定した収入を得られる不労所得の魅力があります。
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配当金を再投資することで、複利効果を活用し、資産をより早く増やすことができます。
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高配当株は市場が不安定なときでも安定していますが、減配リスクや成長性が低いというリスクもあります。
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自分の投資の目的やリスク許容度に合わせて、高配当株を取り入れることが大切です。
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NISAなどの税制優遇制度を活用することで、配当収入の手取りを増やすことができます。
- マルク的には、自分に合った投資観をもって配当を貰う事は大正解だと思います。
投資で初めて貰ったAT&Tからの配当金、少額でも感動したのを今でも覚えています
あなたに人生初の配当金をくれた銘柄は何でしたか?
配当金LOVE勢からのコメント、お待ちしております!🦌💖
それでは皆さん、おやすみなさい。
↓米国株アイコン押して下さいませm(__)m
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