今日も皆さまお疲れ様です、マルクです。🦌
今回は「S&P500よりNYダウへ投資する理由」というテーマでお話ししていきたいと思います。
S&P500もNYダウも米国を代表する株価指数ですが、それぞれに特徴があります。
最近ではS&P500がアメリカ投資のスタンダードですが、TVや新聞では毎日のようにNYダウの終値を報じていますよね。
どちらに投資するかは投資家によって異なりますが、今回は、特にNYダウへの投資を選ぶ理由について見ていきます。
米国経済を反映する優良企業群💱
NYダウ(ダウ・ジョーンズ工業株30種平均)は、米国を代表する30の優良企業、いわゆるブルーチップ銘柄で構成されています。これらの企業は各業界のリーダー的存在であり、NYダウに投資することで、米国経済全体の動向を反映した安定した投資が可能となります。
例えば、テクノロジー、ヘルスケア、金融など、様々な業界をリードする企業が集まっているため、リスクを分散しながらも安定したリターンを期待できます。具体的には、AppleやJohnson & Johnson、Goldman Sachsといった各分野のリーダー企業が含まれています。
項目 | NYダウ | S&P500 |
---|---|---|
誕生年 | 1896年 | 1957年 |
使用される場面 | メディアや一般投資家に人気が高い | プロ投資家やファンドマネージャーが重視 |
- NYダウは、長い歴史を持つ伝統的な指数で、一般投資家やニュースで頻繁に取り上げられます。
- S&P500は、ヘッジファンドや機関投資家が市場分析やファンド運用の基準として利用することが多いです。
シンプルな指数計算でわかりやすい
NYダウは株価平均型の指数で、構成銘柄の株価を単純に加算し、その合計を除数で割ることで算出されます。このシンプルな計算方法は、個々の銘柄が指数に与える影響を直感的に理解しやすい点が特徴です。なお、この除数は「ダウ除数」と呼ばれ、株式分割や企業の入れ替えに応じて調整される仕組みとなっています。
これにより、投資家は各銘柄の動きを把握しやすく、投資判断を迅速に行うことができます。特に投資を始めたばかりの方にとって、シンプルさは非常に大きなメリットです。
項目 | NYダウ | S&P500 |
---|---|---|
構成銘柄数 | 30銘柄 | 500銘柄 |
選定基準 | 米国を代表する大型企業(主に工業系中心) | 米国の大型企業500社(業種を幅広くカバー) |
時代に応じた銘柄の入れ替え
NYダウは構成銘柄の入れ替えが定期的に行われており、時代に応じた企業が選ばれる仕組みです。これにより、常に市場で注目される企業が指数に含まれることとなり、将来的なリターンの期待値も高まります。
例えば、テクノロジー分野やヘルスケア分野など、成長が期待される業界の企業が選ばれているため、最新の市場トレンドに沿った投資が可能です。直近ではSalesforceやAmgenなど、現代のニーズに応じた企業が追加されています。
NYダウは30銘柄で構成されていますが、この少数精鋭の構成によって一定の分散効果が得られます。各銘柄は業界トップの企業であるため、個別企業の業績が悪化した場合でも、他の企業がその影響を緩和することが期待できます。具体的には、金融、ヘルスケア、テクノロジーといった多様な業界のトップ企業が集まっているため、特定の業界リスクに対して強い耐性があります。
これにより、リスク管理がしやすく、特に長期的な視点で見た場合に安定した投資が可能となります。
パフォーマンスについて💹
NYダウへの投資は、S&P500同様にインデックスファンドやETF、投資信託を通じて手軽に行うことができます。
これにより、初心者の方でも少額から始めることができるため、いずれも投資デビューに適した選択肢とも言えます。
それで実際にどのくらいの値動きがあるのかという話ですよね。
楽天証券さんの便利な比較検証ツールを活用させて頂きました(あくまで全体感が分かる比較として見て頂ければ)
eMAXISSlim米国株式(S&P500)とiFree NYダウ・インデックスを選択
もちろん時期の切り取り方で見え方は変わります。
引用元:楽天証券の投信スーパーサーチ
今年はこんな感じ。
いかがでしょう?つい最終リターンに目がいきがちですが(実際に過去数年はS&P500の方がリターンは上回ります)
似たような動きはするものの、ボラティリティの観点、シャープレシオではダウも優秀なのです。
過去のリターン=未来のリターンではありませんので、今後のアメリカ経済を考えて投資を検討するのもアリですね✨
まとめ
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NYダウは米国を代表する30の優良企業で構成されており、安定した投資が可能
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株価平均型のシンプルな指数計算により、直感的な理解が容易
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定期的な銘柄の入れ替えで、最新の市場トレンドに沿った投資が可能
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少数精鋭の分散効果でリスク管理がしやすい
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インデックスファンドやETF、投信を通じて初心者でも手軽に投資可能
ダウ指数は、新聞「ウォール・ストリート・ジャーナル」を創刊した
チャールズ・ダウとエドワード・ジョーンズによって1896年に作られました。
当初は12銘柄で構成されてたそう。今でいうFANG+指数みたい!
それでは皆様、おやすみなさい。
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