今日も皆さまお疲れ様です、マルクです。🦌
先日レバナスの話をしましたが、そもそもナスダックの話をしていなかったぁ…と思いまして書きます。
ナスダック100は、米国を代表するテクノロジー企業が多く含まれる指数であり、
未来の成長を象徴する投資先として注目されています。
本記事ではナスダック市場の歴史、およびナスダック100に連動するETFであるQQQが描く未来と、
それを活用するための投資戦略について詳しく見ていきます。🌟
Nasdaq100の歴史🏛️
- 1971年:ナスダックは新興企業向けの株式市場として開設されました。
正式名称は「National Association of Securities Deals Automated Quotations」(長くて覚えられない💦)
この頭文字を取ってNASDAQとされています。 -
1985年: ナスダック100指数が開始された当初は、テクノロジー企業だけでなく、消費財やヘルスケアなど多様なセクターがある程度均等に含まれていました。
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1990年代後半: ITバブルの影響で、テクノロジーセクターの比率が急増し、特にソフトウェアやハードウェア関連企業が指数を牽引しました。この時期、テクノロジー企業はナスダック全体の約50%を占めるようになりました。
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2000年代初頭: ITバブル崩壊後、ナスダック100は大きな打撃を受けましたが、その後もテクノロジー企業は回復し続けました。特に2003年から2019年にかけて、ナスダック100の利益は22倍、売上は6.5倍に増加しました。
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2020年代: COVID-19パンデミックによる影響で、リモートワークやデジタルサービスへの需要が急増し、テクノロジー企業の成長がさらに加速しました。特にGAFA(Google, Apple, Facebook, Amazon)などの企業が指数を大きく押し上げています。
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2023年11月: テクノロジーセクターは依然としてナスダック100の約48%を占めており、その後も成長が期待されています。特にAIやクラウドコンピューティングなど新たな技術分野への投資が進んでいます。
出典:TradingView
QQQの魅力と成長の要因 🏆
テクノロジー企業の急成長
ナスダック100(NASDAQ100)とは、米国株式市場の1つであるナスダック(NASDAQ)が算出・公表する株価指数です。
ナスダックに上場する企業は、合計で約7,000銘柄あります。時価総額上位100銘柄で構成されるナスダック100を見ると、よりハイテク・IT関連に特化した価格動向を把握できます。
生成AIや半導体、クラウドコンピューティングなどの成長産業がこの指数の成長を支えています。🚀
特に、エヌビディアやアップル、マイクロソフトなど巨大企業の研究開発や設備投資が市場全体の成長を加速させています。
ナスダック100指数は、その名のとおりNASDAQ市場に上場する非金融業種の時価総額上位100社で構成されています。
あらためて、最新の情報を基にした上位10銘柄とセクター別比率を表形式でまとめました。
ナスダック100指数 構成銘柄トップ10
順位 | 銘柄名(ティッカー) | セクター | 構成比率(%) |
---|---|---|---|
1 | Apple Inc. (AAPL) | 情報技術 | 12.5 |
2 | Microsoft Corp. (MSFT) | 情報技術 | 11.3 |
3 | Amazon.com Inc. (AMZN) | 一般消費財 | 7.8 |
4 | Alphabet Inc. (GOOGL) | コミュニケーションサービス | 6.5 |
5 | Meta Platforms Inc. (META) | コミュニケーションサービス | 4.2 |
6 | NVIDIA Corp. (NVDA) | 情報技術 | 3.9 |
7 | Tesla Inc. (TSLA) | 一般消費財 | 3.5 |
8 | PepsiCo Inc. (PEP) | 生活必需品 | 2.8 |
9 | Broadcom Inc. (AVGO) | 情報技術 | 2.6 |
10 | Costco Wholesale Corp. (COST) | 生活必需品 | 2.4 |
ナスダック100指数 セクター別比率
セクター | 比率(%) |
---|---|
情報技術 | 48.0 |
コミュニケーションサービス | 18.0 |
一般消費財 | 15.0 |
ヘルスケア | 7.0 |
生活必需品 | 6.0 |
その他(産業、公益事業など) | 6.0 |
これらのデータは、2024年12月時点の情報を基にしています。市場の動向により構成比率は変動するため、最新の情報は公式サイトや金融情報サービスでご確認ください。
米国経済の強さ
米国経済の堅調さとグローバルな成長が、QQQを含むナスダック市場の後押しをしています。
ドルが国際基軸通貨として安定していることも、ナスダック市場への資金流入を促進しています。
さらに、テクノロジー企業は経済の変化に柔軟に対応する能力が高いため、景気の波を乗り越えやすい特長があります。
これが、長期的な成長を実現する大きな理由となっています。🌎
過去のパフォーマンスが示す未来 📈
ナスダック市場の成長
ナスダック100指数は過去10年間で約5倍の成長を遂げており、S&P500やダウ平均を大きく上回る成長を示しています。
この背景には、テクノロジー業界全体の発展があります。
例えば、ドットコムバブル崩壊やリーマンショックといった大きな危機を乗り越えた後でも、ナスダック市場は驚異的な回復力を見せてきました。コロナショック後の急回復も、テクノロジーの需要が衰えないことを証明しています。
出典:TradingView
2024年末にナスダック指数が20,000に達し、5年後には40,000、10年後には100,000に到達する可能性が指摘されています。
勿論テクノロジー企業が引き続き成長を続け、世界経済を牽引する存在であり続けることを前提としています。📊
逆説的に言えば、上記のようにならない事自体がリスクとも言えます。
少し話が飛躍しますが、日本国内ではAIの先導者とも言えるソフトバンクの孫さんが先日のSoftBank World 2024にて、
今後数年の間にAIが様々な段階的発展を遂げて『最終的に超知性という領域まで到達する』
という主旨の発言をされていました。
マルク的には実際に孫さんが正しいかどうかではなく、AIの進化が実現するかどうかでもなく…
世の中が今後豊かになるために最も必要とされ、期待され続けるであろう分野、技術、そして人こそがひとえに資本主義の恩恵を受け、資金を集めると考えます。
結局はAIや関連技術は今後も成長すると思いますし、向こう10年はこのトレンドが継続する可能性は十分にあると考えます。
しかし『AIどころじゃない、テクノロジーなんかどうでもいい』という未来はどんな姿なのか?
あまり良くない未来を想像してしまいますが、投資家としてはそんな予想外の未来でも活躍してくれる、
次なる新興企業がNasdaqに参入してくれることを願うばかりです。
投資戦略とリスク管理 🎯
長期的な積立投資
ナスダック100に連動するETFであるQQQを活用する場合、ドルコスト平均法による長期積立が効果的です。
市場のボラティリティを活用し、価格が低下した際にも購入を続けることで、平均取得価格を抑えることができます。
QQQはテクノロジー企業への集中投資となるため、ポートフォリオ全体で分散投資を心がけることが重要です。他の資産クラスや地域にも投資を広げることで、リスクを軽減できます。
テクノロジー株は景気後退期に売られやすい性質があります。
そのため、投資計画には緊急時の対応やポジション調整の余地を組み込むことが推奨されます。
QQQは、私たちの未来を象徴するような指数です。
生成AIや半導体などの成長分野を支える企業が集まるこの市場は、今後も世界経済の中心的な存在であり続けるでしょう。
私たち投資家は、その成長に乗るために、戦略的な投資とリスク管理を徹底することが求められます。
ボラティリティが大きいので、S&P500よりも激しいドローダウンにも覚悟が必要ですね。
まとめ 📝
-
QQQはテクノロジー企業が中心で、未来の成長を象徴する指数です。
-
過去10年間で5倍の成長を遂げ、今後も長期的な成長が期待されています。
-
ドルコスト平均法やポートフォリオの分散で、効果的に投資を行うことが重要です。
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景気変動やリスクに備えた計画が、安定したリターンを生む鍵となります。
Nasdaq100は最初からテクノロジー主体の指数だったみたいね。
いつの日か、全然別のセクターが上位100社を占有するような時代も来るのかしら…
それでは皆様、おやすみなさい。
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