今日も皆さまお疲れ様です、マルクです。🦌
米国株への投資を考える際、安く買いたいという気持ちは当然ですが、
為替が円高のタイミングで買うべきかどうかは一概に言えません。
今回は、為替と投資タイミングについて詳しく解説します。
円高での投資が有利に見える理由🌍💰📈
まず、多くの方が円高のタイミングを狙う理由を考えてみましょう。
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コストが低くなる 円高時には、1ドルを購入するための円の量が少なく済むため、米国株を購入するコストが低下します。例えば、1ドル=150円のときに比べ、1ドル=130円のタイミングで米国株を購入すると、より多くの株を買える可能性があります。
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為替差益が期待できる 円高後に円安が進むと、米国株の価値が円換算で上昇するため、為替差益が得られる可能性があります。
具体例:
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1ドル=130円で購入した株を円安の1ドル=150円で売却した場合、株価が変わらなくても為替差益が得られます。📈💵🛠
円安でもメリットはあるのか?✨
一方、円安のタイミングで米国株を購入するのも、必ずしも悪い選択ではありません。
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配当金の増加 円安時に購入した米国株の配当金は、円安の影響で日本円換算で増加します。例えば、1ドル=140円で受け取った配当金よりも、1ドル=150円のときに受け取る配当金の円換算額が高くなります。
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成長性重視の投資 為替を気にせず、企業の成長性や配当利回りに着目することで、長期的な資産形成が可能になります。特に、成長が期待されるハイテク株や配当が魅力的な銘柄を選ぶ場合、短期的な為替変動に左右されない視点が重要です。
具体例:
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NVIDIAやAppleのような成長企業の株式は、円安時でも長期的なリターンを期待できます。
為替リスクをどう管理する?
為替の動きは予測が難しいため、リスク管理が投資成功の鍵となります。
為替ヘッジを活用する
為替ヘッジを使うことで、為替変動の影響を抑えつつ米国株に投資できます。例えば、為替ヘッジ付きの投資信託やETFは、日本円建ての資産として為替リスクをカバーする仕組みが含まれており、特に為替の変動が大きい時期には有効です。
具体例:
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為替ヘッジ付きETFを利用することで、為替損益に左右されることなく、米国株のパフォーマンスをそのまま享受できます。📈🛡️📊
投資の分散効果を活用する
日本株や円高恩恵銘柄を同時に保有することで、為替リスクを分散できます。たとえば、輸入業に強い日本企業や為替差益を活用できる銘柄を組み合わせると、円安や円高それぞれの局面に対応しやすくなります。
具体例:
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円高時には、自動車メーカーの輸入部品に依存しない企業を保有する。
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円安恩恵を受けやすい輸出関連株(例えばトヨタやソニー)を追加で購入する。📦💼🏭
積立投資を実践する
ドルコスト平均法を活用して、相場の変動に影響されずに安定的な投資を行う方法です。毎月一定額を積立することで、高値掴みを防ぎ、リスクを分散することができます。
具体例:
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毎月10万円を米国株に積立投資する場合、円安・円高時ともに購入を継続することで、平均購入コストを抑えることが可能です。💸📊⏳
長期的な視点を持つ
為替の短期的な変動を気にしすぎず、長期的な視点で投資を行うことが重要です。時間を味方にすることで、一時的な為替リスクの影響を緩和することができます。
具体例:
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過去10年の為替レートの推移を参考にし、投資計画を立てる。
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配当金を再投資し、複利効果を活用して資産を増やす。📆💡📈
これらの方法を組み合わせることで、為替リスクを適切に管理しつつ、米国株投資をより効果的に進めることが可能です。
長期投資の視点が重要
短期的な為替変動を気にしすぎると、投資タイミングを逃すリスクがあります。
→過去の記事でも書いていますが、厳密にはマルクはタイミングを見て銘柄購入はしません。
ここでの『貴方が長期的に投資するための絶好のチャンス』を意味しています。
また、短期的な売買を繰り返すことで、予想外の損失が発生する可能性もあります。
長期的な視点で投資を行うことで、為替の影響を軽減し、より安定したリターンを目指せます。✨📈🔑
短期投資のリスク
短期的な為替や市場の動きに依存する投資は、次のようなリスクを伴います:
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市場のボラティリティに翻弄される 短期的には、為替や株価が予想外の方向に動くことが頻繁にあります。
具体例:
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例えば、1ドル=150円の円安時に米国株を購入し、短期的な反発を期待して売却しようとした際、急激な円高(1ドル=140円)により為替差損を被る可能性があります。📉💸😖
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売買手数料や税金の負担が増加 頻繁な取引は手数料や税金の負担を増やし、リターンを大幅に削る可能性があります。
具体例:
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短期で利益確定を繰り返す場合、売却益への課税が頻繁に発生し、総利益が圧迫されます。📜💵🧾
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精神的な負担 短期的な損失や市場の変動に神経をすり減らし、冷静な判断を欠いてしまうことがあります。
具体例:
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短期的な円高や株価下落に動揺し、適切なタイミングで保有を続けられないケースが見られます。😟📉🕒
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長期投資のメリット
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複利効果を享受できる 配当金を再投資することで、複利効果を最大限活用できます。
具体例:
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年率5%の配当金を再投資する場合、20年間で元本は倍以上に成長します。📈💵⏳
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平均購入コストを抑える 定期的に一定額を投資する「積立投資」により、価格変動の影響を平準化できます。
具体例:
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相場が高いときも低いときも投資を続けることで、平均購入価格が分散されます。📊💡✨
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心理的安定を得られる 長期投資では短期的な市場変動を気にする必要が少なく、冷静な投資判断が可能です。
具体例:
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10年以上保有することを前提とすれば、一時的な円高や株価下落も大きな懸念事項にはなりません。💡🕊️💼
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これらの観点から、長期投資は安定した資産形成を目指す上で重要な戦略といえます。
マルク的資産運用の考え方
基本的にはお金はお金としての存在価値でしかない
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2024年12月現在の100円は、来年2025年12月にいくらの価値でしょう?答えは100円です。
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極端な話、1000年後の3024年の12月でも100円のままなのです。円安になっても円高になってもそれ以外の何ものでもありません(その金融価値については別の話で後述します)
- 今日の100円を貨幣で持つのか株券やその他金融商品にしておくのか、の違いなのだというのが私の考え方です。
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為替の影響よりも環境の変化を案するべき
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あらためて考えましょう、為替は通貨の価値の変動でしかありません。国力の上げ下げ(それだけではありませんが)の心配よりも、流動性価値の高い形に変換して資産管理することが重要、と考えてます。
- 100年前、大正2年の100円は令和6年の10万4405円の価値と同じです。 平成元年の100円の場合は、令和6年の92円に相当します。物価デフレやインフレなど、実体経済への影響こそお金の真価が問われる時です。
当たり前の話ですが、お金は使う瞬間に初めて価値を発揮するものですから。
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自分が何を所有しているのかを今一度考える
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結局は何のための投資なのか、ということです。
以前投資を始める理由、始めない理由の記事でも述べました。
雑記:なぜ私たちは投資を始めたいのか
雑記:なぜ私たちは投資を始められないのか -
例えば人生100年時代とは言えど、今成人の方が100年後まで長生きすることはなかなか難しいですし、仮に長生きしたとしてもお金を使って得られる幸せは今のそれとは異なると思います。
健康寿命に比例して金融資産の価値も変動するのです。 -
極論ですが、お金はしょせんは人間の欲を満たし、人生を豊かにするための道具。墓までは持っていけないのですから何年後にどう豊でありたいかをイメージして、それを達成するために必要な分だけの株、キャッシュ、その他金融資産を自分なりに用意すればよいと思うのです。いわゆる出口戦略というものですね。その時に円が高くても安くても問題ないようなPFを組むことも重要なのだと考えます。
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まとめ
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円高での購入はコストが低くなり、為替差益を得る可能性があります。
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円安でも配当金の円換算額が増えるなど、メリットがあります。
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為替ヘッジや分散投資を活用してリスクを管理しましょう。
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長期的な視点で投資を続けることが、為替の影響を軽減する鍵です。🌟📊💼
お金を大切にしたからこそ、
大切な資産をお金のまま保有して良いのかは考えものよね
それでは皆様、おやすみなさい。
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